大学概要【2025年度実施分】学生と地域が対話する発見まちづくりデザイン

理工学部

学生と地域が対話する発見まちづくりデザイン
実施責任者:生田 京子

地域の方々と対話をする中で、生きたまちづくり活動を経験するプログラムである。
毎年地域を舞台として、学生の視点でまちの魅力を引き出すデザインについて提案し、ものづくりワークショップを行い、学生たちによる制作やインスタレーション展示などを行う予定である。

ACTIVITY

亀崎町の「せこみち」にて子どもワークショップを開催

2025/06/16

4月に、学生達が、半田市亀崎町にて、子どもワークショップを開催しました。題して、「せこみち、みっけ!」
 
亀崎町には、昔ながらの路地(せこみち)が多く残されており、そのせこみち沿いは、住民の方々の表出で彩られています。
鉢植えの植物がずらりと並んだ細い道は、ヒューマンスケールで、歩く人に心地よい風情を感じさせます。
学生達は、そんな「せこみち」の良さを、地域の多くの子どもに知ってもらいたい!という趣旨で、児童館の協力を得て、1週間にわたるワークショップを開催しました。
 
春休み4/2?4に、まず、子ども達と共にせこみちを散策して、面白いな。など目に留まった物や風景に、名前を付けてもらいました。
 
猫がたくさん佇む鉢植えには「ねこにわ」とか、ペンギンの足跡のような葉の鉢植えには、「ぺんぎんのあし」など、ユニークな名前がつけられました。
当日は、名前つけワークと、ストラップづくりを開催し、3日間で60人近くの子ども達が参加しました。

ワークショップに参加した子ども達と記念撮影

「せこみち」を散策し、目に留まったものに名前をつける子ども達と学生

「せこみち」を散策し、目に留まったものに名前をつける子ども達と学生

亀崎児童館に戻り、ストラップづくり

開催案内のフライヤー

子どもワークショップで制作した看板を設置しました

2025/06/20

「せこみち(路地)」の良さを、地域の多くの子どもに知ってもらいたい!という趣旨のワークショップ、春休み4/2?4には子ども達と共にせこみちを散策して、面白いな。など目に留まった物や風景に、名前を付けてもらいました。
つけられた名前をもとに、4月13日は子ども達の瞳で命名された小さな看板を、一緒に制作し設置しました。
雨の中で参加者は少なめでしたが、アクリル板に文字を貼り、組み立てて看板にしていきました。看板には、名前と、名前をつけた理由が書かれています。制作した後、学生達が名付けられた場所に看板を設置していきました。しばらくは、住民の方々の御厚意で、看板が設置されています。

次の週、再び子ども達と小さな看板を見てまわり、振り返りを行いました。また、せこみち命名マップを渡しました。

ここに至るまで学生達は、地域を何度も訪れ、地域の魅力を引き出す企画を立案してきました。また多くの住民の方々と会話し、看板の設置の了承を得るなど、対話を続けてきました。さらに、ワークショップの企画にあたり、児童館の方々と打合せをしたりとプロジェクトを成功させるために、苦労してきました。デザインにあたっては、せこみちの鉢植えのスケールを邪魔しない、高さ、設置方法、見えなどのスタディを繰り返し、工夫していました。
これらを通して、学生は企画を実現していくプロセスを学ぶこととなりました。

小さな看板と学生達

子どもと共に看板を制作

完成した看板を設置に向かう

「せこみち」に設置された看板

看板は名前と、名前をつけた由来で構成されている

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