大学概要【2025年度実施分】全日本学生室内飛行ロボットコンテスト機体製作を通したPBL
理工学部
本取組では全日本学生室内飛行ロボットコンテストへの出場を目的として, 講義科目で得た航空工学や流体力学に関する学問的知識を基盤とした学生独自設計による飛行機(ラジコン操作)の機体を製作し, 全国の大学?工業専門学校生と競い, 交流することにより社会性を磨き, 知識をモノづくりに活かす実感的モノ作りの喜びと, チームワークを通したコミュニケーション能力の体得を目指します.
ACTIVITY
第21回全日本学生室内飛行ロボットコンテスト参加紹介
2025/12/09
9月26日~28日にかけて第21回全日本学生室内飛行ロボットコンテストが開催されました。昨年まではドローンタイプの機体を製作し、マルチコプター部門に参加してきましたが、今年は、飛行機タイプの機体を製作することに調整しました。部門としては、飛行機タイプの機体設計?製造ノウハウがまだ蓄積されていないため、ビギナー部門にエントリーしました。コンテストは、書類審査と実技審査を合格してはじめて本大会への出場権が得られるのですが、機体の旋回性能が十分ではなかったため、実技審査を通過できませんでした。そのため今回はコンテストにおいて各出場チームの機体の特徴を調査し、次年度の出場に向けて機体設計について学ぶことが出来ました。コンテスト当日は、旋回時の減速による揚力の低下を翼の面積を大きくすることにより解決しているチームや、飛行高度の低下を操作技術でカバーしているチームなど、機体のみならず操縦技術の高さも学びました。これらを踏まえ、来年のコンテストに向け、出場していた各種機体の技術分析や飛行機の飛行原理への理解を深めることで機体の旋回性能や安定飛行能力の向上を狙って今年度の残りの活動を進めています。
全日本学生室内飛行ロボットコンテスト参加に向けた機体の紹介
2025/12/14
過去の活動ではドローンタイプの期待を制作してきましたが、今年度は新たな試みとして電動飛行機を制作しました。設計には3D CADソフトであるAutodesk Fusionを使用し、部品の製作には3Dプリンターおよびレーザーカッターを使用しました。今回製作した機体は、主翼の主な材料としてバルサ材を選定し製作したため重量が約130gと軽量で、飛行機能のみを搭載したシンプルなものになりました。屋内?屋外で飛行試験を行い、上昇?旋回に挑戦しています。
今後は、来年開催予定の第22回全日本学生室内飛行ロボットコンテストへの出場に向けて、機体の更なる軽量化や操縦性の改良を行います。また物資投下を行う機構や離着陸用のタイヤなどを搭載し、各種ミッションへの対応をする予定です。





